森の落葉には何がいる?(4月7日クリーン作戦)


4月に入り、2024年度1回目のイベントは毎年恒例のクリーン作戦。ご参加いただいたのは8名の皆さま。U字構にビッシリとたまった落葉。このままだと、大雨(台風)の際に、雨が溢れて、道が土砂だらけになってしまいます。そこで、U字構の枯枝や落葉の掻き出しを行いました。

■いざ、森の中へ。落ち葉を掻き出していこう

スコップ、ジョレン、熊手、ブルーシート、トロ船、手箕(てみ)・・・。沢山の道具は、事前に軽トラで運んでおいたので、歩いて現場へ。おしゃべりをしながら、桜を見ながら、落ちているドングリの帽子を見ながら、楽しく管理道を歩いて登ります。



現場(エノキ谷入口)に到着したら、いよいよクリーン作戦を決行!!道にブルーシートを広げ、熊手やジョレンを使って落葉を掻き出していきましょう。はじめは慣れない道具も、スタッフのアドバイスを聞き、参加者同士で息を合わせれば、あっという間にブルーシートは落葉で一杯になりました。谷川に落葉を落としたら、はい~また、U字構から落葉を掻き出していきましょう!!!

■森の落葉には何がいる?

身体を動かすと暑いくらいのポカポカ陽気。途中で、ジュースを飲んでひと息つきましょう。大人の皆さんは、「昔、土砂崩れがあった斜面」を見ながら、森の役割(木や植物が根を張って斜面を食い止め、木が雨を受け止めゆっくり谷に落とすことで、水が時間をかけて下流にながれていくこと)について職員とお話をしています。



いっぽう、子どもたちは、U字構で見つけた沢山のシーボルトミミズに夢中。始まりの会でお話したミミズの役割(落葉を食べて腐葉土にして、腐葉土がフルボ酸鉄を作り、川・海に運ばれていくこと)を覚えているかは定かではありませんが、ミミズ達は無事に森に返してもらえたようです。

■最後に

今年は、エノキ谷入口からスタートして、森の入口付近まで、U字構をキレイにすることが出来ました(昨年も同じ場所でクリーン作戦を実施しましたが、落葉に加えて土砂が多く、二つダム付近までしか進みませんでした)。毎年継続することの意義を実感したイチャカ職員でした。ちなみに、今回のクリーン作戦で見つかった生き物は、シーボルトミミズ、サワガニ、ニホントカゲ、アマガエル、アカガエル、ムカデ他多数・・・。また、午後は職員で「クリーン作戦(番外編)」を実施。中ノ沢ダム上流の沢の掃除をしました。出るわ出るわ「昭和の生活ゴミ」の数々・・・。(イチャカ職員は2日間腰痛でした)2日間腰痛でした)



ドングリランドでは、森や里山の恵みを楽しく体験できるイベントを企画・運営していきます。来週末はトレイルキャンプと里山保全実践講座、再来週は森づくり(番外編)と続きます。皆様のご来園お待ちしています。
以上