この子の好物は何だろう?(2月18日動物のフィールドサインを探そう)


2月18日(日)「動物のフィールドサインを探そう」を開催しました。数日前に春一番が訪れ、寒さの中にも春の気配が感じられるようになりました。本日は動物の痕跡(フィールドサイン)を探しながら森散策を楽しみました。

■何がフィールドサイン?

今回参加されたのは14名の皆様。まずは、フィールドサインの見分け方を1つ1つ確認します



「2つの蹄(ひづめ)の足跡があればイノシシ」「ウンチに何が入っているか?で動物の種類がわかるよ」「エビフライは、ネズミがノグルミを食べた後」足跡、ウンチ、木の実、その他にもフィールドサインは色々あるようです。それでは、森へ出発しましょう!!

■フィールドサインを次々と発見!?

ときに歩きながら、ときに地面に張り付いて、動物のフィールドサイン探しがスタートしました。はじめは、落ち葉をめくってフィールドサインを探す子供たち。なかなか、フィールドサインは見つからないようです。すると、スタッフからヒントが。「動物は、自分の縄張りをアピールするために、見えやすいところに痕跡(ウンチ)を残すこともあるよ」



よく見ると、道路(アスファルトの上)に動物のウンチを発見!!「(このウンチは)テンかな」どうやら、木の実が大好きテンのようです。その後も、「モグラが地面を掘った跡」や「ネズミがかじったドングリ」など、フィールドサインは次々と見つかりました。



二つダムに仕掛けた「足跡トラップ」を確認すると、大き目の足跡が。これはいったい・・・。取り付けたセンサーカメラを持ち帰り、確認することにしました。するとカメラに写っていたのは狸(タヌキ)。参加者一同で、おぉぉぉぉぉと大歓声が。参加賞として、子どもたちは、「動物の折り紙」を持ち帰り、楽しい「動物のフィールドサインを探そう」は幕を閉じました。

■最後に

その後、二つダムで見つかった「足跡トラップ」を調べたところ、アライグマであることがわかりました。(タヌキは5本のうち4本の指が地面につくため、今回のような5本の足跡はつかないようです)図鑑や動画も楽しいですが、やはり、森の中で(しかも自力で)フィールドサインを発見したときの楽しさは格別ですね。ドングリランドでは、里山を舞台に、動物・昆虫・植物・野鳥などを観察するイベント、動植物と共存できるよう森を元気にするイベント(活動)を企画していきます。来週2月25日(日)は、昨年も好評だった「ほっこり森散歩」。焚火(焚き付け)に必要な材を探しなら、森散歩をしますよ。
※次の週末は雨の可能性があり、職員も頭を悩ませております。実施可否については、ホームページにお知らせしていきます。
以上