シイタケはどこから出ているかな?(2月10日ドングリランドの森づくり)


毎月第2土曜はドングリランドの森づくりの日です。2月の森づくりは、シイタケの榾木(ほだぎ)作りを行いました。天気予報では晴れのはずが、当日はあいにくの雨。でも、シイタケには恵みの雨となったようです。

■シイタケはどこから出てくる?

まずは、ドングリの木でできた「シイタケの榾木(ほだぎ)」を観察することからスタートしました。一昨年の榾木(ほだぎ)からは、いくつもシイタケが出ています。「シイタケはどこから出ているかな?」



写真:左から、今年、昨年、一昨年の榾木(ほだぎ)

木には「シイタケ菌」を打ち込んだ、丸い跡が沢山あります。どうやら、シイタケはシイタケ菌を打ち込んだ箇所から出ているわけではないようです。榾木(ほだぎ)全体にシイタケ菌が住んでいて、翌年の秋(約1年半後)くらいからシイタケが出てきます。その後は、毎年春と秋にシイタケがニョキニョキ・・・。さあ、榾木(ほだぎ)作りをはじめよう!!!

■ドリルで穴開けてコマ菌を打ち込む!!

「ドリルは15センチ間隔で、互い違いになるように」「コマ菌はしっかり打ち込んでね」とスタッフのアドバイスを聞きながら、コマ菌の打ち込みスタート。



「榾木(ほだぎ)どこに置いておけばいいかな」「直射日光があたらない、風通しの良い、雨が当たる場所がいいですよ」ドリルで穴を開けるお父さんの勇士を見ながら、榾木(ほだぎ)をどこで育てるか悩みながら、コマ菌をトントン打ち込みながら、楽しいコマ打ちは続きます。2週間前に伐採したドングリの木はその数50本!!ささ、どんどんコマ打ちしていくよ~。



軽トラックに積み込んだ榾木(ほだぎ)は、木漏れ日の棚地へ移動。皆で榾木(ほだぎ)を運んで積み重ねました。ここに半年ほど寝かして、シイタケ菌が全体に回るのを待ちましょう!!

■おまちかねのシイタケ狩り!!

毎年作ったシイタケの榾木(ほだぎ)がズラリ。山の恵みに感謝して、皆でシイタケ狩りしましょう!!



12月~1月に雨が少なかったため、昨年よりは少なかったのですが、参加者の皆様が少しずつ持ち帰ることができる量の収穫ができました。ご自宅で美味しく食べてくださいね。

■最後に

アンケートをご紹介します。ドリルで穴を開けること、コマ打ちをすること、榾木(ほだぎ)を運ぶこと、どれも楽しんでもらえたようです。シイタケの榾木(ほだぎ)作りは「伐採した木を使う」、つまり木の循環利用の一環となります。



毎月第2土曜のドングリランドの森づくり。森林の状況によって年初の予定と変わることもありますが、毎月内容を変えつつ、ドングリランドのフィールドと、ノコギリや鍬(くわ)を使って、季節を感じられる森づくりを体験できます。来月は3月9日(土)に「北竹林復活」と称して「北竹林の整備(間伐)」を行います。北竹林の竹(モウソウチク)が大きいため、作業は大人の皆さまのみ。子どもたちはお父さま、お母さまの勇士を、見学してください。皆様のご参加、お待ちしています!!
以上