春に元気な芽が出てくるように(12月10日大地の再生実践コース第9回)
4月から始まった「大地の再生実践コース」。12月で9回目となりました。今月も、著作家の大内正伸氏を講師にお招きし、ドングリランドの森林を元気にすべく、参加者と職員10名ほどが汗をかきました。
■春に元気な芽が出てくるように
午前中はこどもの広場で、木の剪定からスタート。大内氏が解説しながら木(不要な枝)を剪定していきます(剪定については、さまざまな考え方があるそうなので詳細は省きます)。冬の時期に不要な枝を剪定し、周辺の枯草などを刈ることで風通しがよくなり、日光が当たるようにすれば、翌年に芽吹き、枝がもちあがってくるようです。
「落葉した幹」「萌芽(ほうが)している切り株」「蔓(つる)が巻き付いた木」「枯れた下草」など、木の種類や場所により状況はさまざま。それでは手入れしてきましょう!!
「この枝を切ると、枝持ち上がりそう!」「いやいや、ココから切ってみたら?」「高枝切りバサミ使う?」「脚立が必要?」2~3名ずつグループになり、参加者同士で相談しながら、困ったら講師にアドバイスを求め剪定作業を進めます。枝を剪定する方、ノコギリガマで下草を刈る方、刈り取った下草を集める方、剪定した枝をそろえ薪(まき)にする方・・・回数を重ねて作業に慣れてきた参加者の皆様(ここ数回、お休みしていたので職員イチャカは感謝感激しました!あと、少しの焦りも)。そしてお昼ご飯は「羽釜で炊いたご飯」と「ホワイトシチュー」。ぜったい美味しいやつです!!!
■「春の芽吹き」に向けて
午後は森の幼稚園の見学をした後、ビジターセンター下の沢周辺で作業を開始。大内氏が作業内容を説明すると、参加者が「作業したい場所」を見つけて「必要な道具」を準備し、作業を再開。枯れた笹、倒木、ギュウギュウの下草、木にからんだ蔓(つる)、密な枝、落葉や枝で流れが滞った沢の流れ・・・。冬の間に栄養を蓄えている木々が、来年春に元気になるよう手入れしていきましょう!
夏は木や下草が密になることで日の光が十分に地面に届かず、風通しも悪い場所でしたが、それがご覧のとおり、沢まで見通せるようになりました!冬は蚊やアブがいないし、落葉している木も多くて作業しやすいですね。次回1月の実践コースは、1月14日(日)。お昼ご飯はご飯と再シチューの予定です。各自、洗い米+刻んだ野菜+200円を持参ください。
※「大地の再生実践コース」は通年参加の他に「1回のみ参加」も可能です。
※ドングリランドで月1回開催している「大地の再生実践コース」は、「令和5年度地球環境保全活動支援事業(香川県環境保全公社様)」の支援を受けています。
以上