木や草が雨を受け止め、地面にしみこむ(5月22日(月)香川短期大学 環境学習プログラム)
5月とは思えない夏のような日が続く5月22日(月)、香川短期大学様にて、学生の皆様に環境授業をさせていただきました。昨年、子ども学科の小松先生とのご縁があり、我々の活動(ドングリランドでの里山体験イベント、参加者の年齢層など)と、幼稚園の先生や保育士を目指す学生が学ぶ授業との共通点が多く、今回の環境授業が実現しました。参加してくれたのは、子ども学科の学生約80名。1限と3限に分かれての授業となりました。
■香川の森はドングリの森
「タヌキは何の動物の仲間?」「香川県は年間でどのくらいの雨が降ると思う?じゃサハラ砂漠は?」クイズ形式で、香川県の森の特徴を学びます。香川県は四国4件でも森林率が低いこと、ドングリの木(広葉樹)が多いこと、里山林が多いこと、特徴は色々。さらに、「森林は動植物の住処(すみか)」であることに加え、「雨を受け止める」「キレイな水を作る」など、様々な森林の役割についても学びました。
■木や草が雨を受け止め、根を伝って地面にしみこむ
「森の役割」については実験で確認。用意したのはライシメーターという実験装置。「土がむき出し(裸地)」「草地」「森」の3種類。これが少し傾いていて、下側に穴があいています。ここにジョウロで雨を降らすと。。。木や草が雨を受け止め、さらに根が張った地面に水がしみこむことで、水が出てくる時間や色が異なってきます。(1限の学生の皆様、日差しが強くてゴメンナサイ。3限は場所を変えて、日陰で実験しました)
■10ドングリはどれかな?
つづいて、香川県が30年続けている「どんぐり銀行」をご紹介。どんぐり銀行を初めて知った学生の皆様も多く、「ドングリを寄付」「貯めたドングリポイントで、シールや苗木、木のオモチャに交換できる」「(ドングリ拾いに)親子で森に行く機会作り」といったどんぐり銀行の目的を紹介しました。続いてはどんぐり銀行体験。4チームに分かれて、ドングリが入った袋からドングリの種類見分け、数を数えてもらいました。どんぐり銀行では、クヌギ/アベマキのドングリは1個で10ドングリの価値があります!さてさて、合計何ドングリになるでしょうか?
90分の授業はあっという間。学生の皆様からも「森林の役割を実験で確認できた」「水の実験結果にビックリ」といった声に加え、「子供達とドングリを拾って、どんぐり銀行に預けに行きたい」「子供達にドングリの種類を教えてあげたい」という声も。また、6月17日(土)にドングリランドで開催するイベント「野外で算数」や、秋のどんぐり銀行のボランティアについても紹介し、学生の皆様に興味を持ってもらうことが出来ました。
環境授業の機会をいただいた香川短期大学様、授業内容のアドバイスをくださった小松先生、誠にありがとうございました。NPO法人どんぐりネットワークでは、児童・学生向けの「環境学習プログラム」を提供しています。興味のある学校や企業・諸団体の皆様、ご連絡お待ちしています!!
以上