タケノコ以上タケ未満(5月6日(土)採って食べよう!穂先タケノコ)
ゴールデンウィーク最後の週末(土曜)。集まったのは13名の皆様。抜けるような青空のもと、「穂先タケノコの塩漬け」を体験しました。
■タケノコ以上タケ未満
春は新しい竹の芽(タケノコ)が出る季節。生命力が強いため、5月に入るとあっという間に2~3メートルに成長します。拡大防止を目的に、2~3メートルのタケノコを切って捨ててしまうこともシバシバ。この「タケノコ(竹の新芽)」と「成長した竹」の中間のタケノコ(この先端部分が穂先タケノコ!!)も自然の恵み。今回は、長期保存できるよう“塩漬け”にしていきます。
■ピーラー+穂先タケノコ=楽しい
まずは、タケノコの皮むき。ひたすら皮むき。ここで登場するのは(ティッティリー♪)ボランティアの方、お手製のピーラー。これが気持ちいい!くらいに皮がむけます。後は、包丁で切っていきます。そのころ、奥戸さん(かまど)では火を起こしてお湯がグラグラ。さぁ、茹でていきましょう!!
■薪の火を見ながら
奥戸さんには、大きな一升炊きの羽釜が2つ鎮座。グラグラしたお湯に、切った穂先タケノコをダイブ。吹きこぼれない程度に、火力を調整しながら茹でていきます。(薪の扱いに慣れたボランティアの方が、吹きこぼれないよう火力を調整。さすがです!!)ドングリランドで普薪や焚火のイベントは、火のまわりに子供が大集結するのですが、本日は・・・。そう、この日の午前中は超快晴!!25度近くあったのでは?おかげで火の番は大人が中心。薪の火がメラメラ、どこかゆとりのある空間です。
■みまもって、野鳥の子育て
穂先タケノコの茹で時間は約1時間。そこで待ち時間に紙芝居がスタート。鳥の親子と女の子のお話。5月から6月は野鳥の繁殖時期。卵を産んで、ヒナが生まれ、巣立っていく季節。道端で、野鳥のヒナを見かけても、手を出さずにそっと見守ってあげましょう。ヒナは飛び立つ練習をしているのです。親鳥が必ず近くで見守っていますよ。
■ウチワで冷まして塩漬けに
茹であがった穂先タケノコは、ザルにあげてウチワで冷ましていきます。ホワっといい香り。「このまま食べても美味しいんちゃう?」「しょうゆとオカカでご飯に乗せて食べたい!」ということで、急遽試食会も開催。(タケノコの甘味!!えぐみゼロ!!)
この後、タケノコを2キロずつ計量して、30パーセントの塩を用意。穂先タケノコと塩を順番に重ねていきます。(美味しくなる魔法も忘れずに!!)この後も、次々と茹でていき、最後は空気を抜いてビニール袋を閉じれば完成。10キロ以上の塩漬けが完成しました。
■羽釜のススは新聞紙で
包丁、まな板、鍋も参加者とスタッフ一緒に片付け。ススだらけの羽釜は、新聞紙でこすってススを落としてから洗います。(知らんかった。。。勉強になります!)
これにて「採って食べよう!穂先タケノコ」は終了。参加者からはこんな声をいただきました。
大人の皆様から多かったのは「大きなタケノコが食べられるなんてびっくり」という声。櫛、モノサシ、孫の手、釣り竿・・・昔は竹を上手に使っていました。竹を日常生活で使う機会が少なくなった現在。森の木や竹を適度に伐採(取る)ことは森を元気にすることにも繋がります。伐採した木や竹は、森の恵み。上手に使っていきたいですね。
子供達の声で多かったのは「ピーラーが楽しかった」の声。ご家庭でも、ピーラーでご飯を作るのを手伝って、来年(いや来月!)もまた来てくださいね。
さて、今回の穂先タケノコは、約1か月間塩漬けにします。6月10日(土)の「ドングリランドの森づくり」にて、前半は竹林整備、後半に「(塩漬けした穂先タケノコの)引上げ」を行います。5月からお申込みを受付中です。ドングリランドに電話するか、ホームページの申し込みフォームから申し込めます。興味のある方はお早めに!
以上