手入れをしない竹林は「枯竹」でいっぱい!!(2月18日(土)森づくり)
「真竹(マダケ)」は、緑色が鮮やかで、万華鏡作りや門松作りで重宝します。ドングリランド内で「キレイな真竹が取れる竹林」を探していたところ、ここ数年、整備が入っていなかった竹林を発見!!今月の「ドングリランドの森づくり」は、竹林の整備を行いました。
■まずは作戦会議
「ココが今日整備する“竹林”です」「ここに徒歩で集合!」「ヘルメットとノコギリを身に付けて竹林に向かいます」職員から本日の進め方を説明します。常連の親子も、今回の竹林は初めての様子。普段と違う竹林で作業をするのが楽しみなのか?あっという間に集合場所に到着。全員、ヘルメット+ノコギリ+軍手を身に付けて、いざ竹林へ!!!
■手入れをしない竹林は「枯竹」でいっぱい!!
写真:整備前の状態
段々畑のような真竹の竹林。しかし、手入れをしていなかったため、「折れた枯竹」や「折れてもたれ掛かった枯竹」で一杯。足元も枯れた竹が散乱しています。急斜面や谷に落ちた枯竹は平らな地面まで運び、ノコギリで長さを揃え、枝を切って、一か所に集めていきます。枯竹一杯の竹林も、20数名の親子の手に掛かれば、1時間半ほどであっという間にキレイになります。参加したお父さんから、思わず「ウチの実家の山も手伝って!」の声。
写真:枯竹が次々と山に!
■竹林整備は、ストレス発散できて一石二鳥!
参加者アンケートは、「竹を切ること」「里山に入ること」を楽んでくださった声ばかり。
こんな声も。「よく枯れた竹」は、足で踏んでもバキバキ折ることができます。色々発散できた方も多かった様子。冬の寒空のはずが、帰りはポカポカでしたね。
ベテランボランティアの方に話をうかがったところ、「10年前は、キレイな真竹が沢山取れた」エリアだったそうです。しかし、古い竹ばかりで、若い竹が少ない、と残念がっていました。やはり、里山は定期的に人が手を入れ、下草を刈り、古い竹を切る(間伐)ことが必要なようです。後継者不足の里山では、同じことが起きてているのかもしれません。
今回作業した竹林は、職員が事前に下見をした上で、竹林までの通路の草刈りをドングリアウルス(毎週木曜AMの森林維持ボランティア)メンバーが実施してくれました。また、「森づくり」当日も、ベテランボランティアが帯同しています。「ドングリランドの森づくり」は、親子で森林維持を体験できるイベントとして、毎月第2土曜の9時半~12時で開催しています。3月は、「シイタケを植菌する榾木(ほだぎ)作り」を予定しています。興味のある方は、ドングリランドへ電話かメールで問い合わせするか、イベント申込フォームからお申し込みください。
以上