春の七草を探そう!(1月9日「七草鑑賞会」)


1月9日(月・祝)に開催された「七草鑑賞会」を新人職員がレポートします。参加されたのは6グループ20名の皆様。(キャンセル待ちの皆様、大変申し訳ありませんでした!)

●春の七草の紹介



 1月7日に「七草がゆ」を食べる目的をご存じでしょうか。「お節料理で疲れた胃を休めるため」と思っていた飽食の時代に生きる私。実は、平安時代にさかのぼるそうで、「冬に取れなかった(ビタミンなどの)栄養を、様々な野草を食べて摂取する」ことが目的のようです。当時は、宮中の行事でしたが、江戸時代頃から庶民に広まっていきました。それでは、森のコリスちゃんと一緒に七草を探しに行きましょう!!

●フィールドで「七草」観察



 各グループで、「バケツ」「移植ゴテ」「ルーペ」「ハサミ」をもって、案内人(森のコリスちゃん)の後に続きます。まずは、森のコリスちゃんが「セリ」を見せながら特徴を説明します。セリの特徴が分かったら、みんなでセリを探しをスタート!すると、子供達がアチコチでセリ(らしき植物)を見つけます。新人職員が見る限り、まさにセリ。移植ゴテで慎重に掘り起こして、森のコリスちゃんに持っていきます。すると、「これはセリ」「これはタネツケバナ」「これはヒメオドリコソウ」。う~ん、野草の同定は難しいですね。気を取り直して、次は「ナズナ」いってみよう!!

●最後に



 ワイワイ楽しく七草観察をした後は、ビジターセンターに戻って、バケツの中の「七草」を全員で改めて観察。スズナ、スズシロは、近所の方のご厚意に甘えさせていただきましたが、その他「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」は、何とか観察することが出来ました。

 昔は、里山や田んぼの周辺に沢山あった「七草」も、現在は、スーパーで買う時代。ドングリランド内でも、少しずつ減っているのが現状です。一方で、メリケントキンソウのような外来種が入ってきて、その駆除の対応も必要です。ドングリランドでは、「春の七草」「ホタル見会」「門松作り」など、季節を感じる里山体験イベントを、これからも継続していきます。
※本来、「七草観察会」は、「七草がゆ」の食体験も実施していましたが、新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、「観察会」とさせていただきました。

以上