本の寄贈式を開催させて頂きました。
| 報告
特定非営利活動法人どんぐりネットワーク20周年記念
当会会報誌へ寄稿して頂いております、おおたきれいこさんのどんぐり小劇場を本にまとめ、自然体験の機会が減りつつある子どもたちへ届けるため、クラウドファンディングにて2019年9月20日から10月25日までの期間支援者を募り、147名の皆様からご協賛ご支援頂く事が出来ました。
今回のクラウドファンディング目標額達成を受けて、沢山の方にご協力頂き、会報誌のために掻き下ろされた作品の中から150タイトルを選出し、シーンごとにまとめ直し、再編集した作品を一冊の本にまとめさせて頂きました。
この度、無事に本が完成し、どんぐりネットワークの活動拠点である高松市内の小中学校と図書館分 80冊を高松市長 大西秀人さまに寄贈させて頂いて参りました。
お忙しい中、寄贈式には、高松市教育長 藤本泰雄さま、高松市中央図書館 塩谷重昭さまにもご同席頂きました。
本日のこの寄贈式をスタートとして、これから香川県内の全小・中学校及び図書館へ約300冊の本を寄贈させて頂きます。
本のタイトルは「下もむいてあるこう!」です。自然の中は不思議がいっぱい。「下をむいてじっくり眺めながら歩くとそこには楽しい世界が広がっているよ」というメッセージを込めて、原作者であり、当会会員でもあるおおたきれいこさん(東京在住)と話し合ってこのタイトルに決めました。
本の舞台は、小学生が遠足に訪れるような低い山ながら、時にはクマも出没するどんぐり山。そこで暮らすいたずら好きで、ちょっとものぐさ、そしてお気楽などんぐりのどん吉くん、子どもたちを立派などんぐりに育てようと奮闘している古いタイプのおじいちゃんどんぐり、そしてさまざまなどんぐり達や森の生き物のキャラクターたち。どんぐり山には、常に食料としてのどんぐりを狙っている、どんぐりにとっては一番こわい存在のクマや、どんぐりを食べようといつも狙っているけれど、お人よしの所もあるリスなども住んでいます。どんぐり山のどんぐりたちは、クマやリスを恐れながらも、ゴロゴロしながら仲間たちと適当に楽しい毎日を送っています。
自然を愛する大滝玲子さんが描くどんぐりのキャラクターは、どれもどこかほんわかとしていて、大人も子どもも知らないうちにその世界の中に引き込まれてしまいます。
本をきっかけとして子どもたちを自然の中へといざない豊かな実体験をと願う私たちどんぐりネットワークと、その趣旨に賛同頂いた147名の支援者の皆様の思いを乗せて、本が子どもたちの元へと旅立って行きます。本の1つ1つがこれからどのような旅をしてどのような人々に出会うのか想像するだけでワクワクして来ます。
もしお近くの図書館や学校でこの本を見かけた方がいらっしゃいましたら、#どんぐりネットワーク #20周年記念 #本寄贈 #下もむいてあるこう #本届いた のハッシュタグを付けて旅の様子をお知らせ頂けると嬉しいです。皆さまからの情報をお待ち致しております。