早明浦交流プロジェクト2023交流の森づくりツアーを開催しました
2023年7月22日から1泊2日の行程で、高知県大川村にて「交流の森づくり」を開催しました。
1995年に始まったツアーも今回で58回目。これまでに植樹した樹木は、ミズナラ・ケヤキ・コナラ・ブナ・ヤマザクラ・モミなど、8,555本。参加者累計はなんと2,794人にもなります。
ツアー1日目
先ずは「早明浦ダム」の見学です。現在再生工事中で一般見学は中止なのですが、特別にご対応頂きました。
「うわ~高い」「(高くて)怖い怖い」
見たこともないようなダムの高さにみんなビックリ。
ダムの説明用に資料として配られた「早明浦ダムカード」に「ドラゴンバージョン」があると知った子どもたちから、「
欲しい」「欲しい」コールが・・・
「ごめん。残念だけどここでは貰えんのよ」
「え~。どこ行ったらええん?」「歩いてでも貰いに行きたい」との声が次々起こり、最後には「ドラゴン!ドラゴン!」の大コール
「分かった。ダメかも知れんけどちょっと考えてみる」と話してやっと落ち着く子供たち。
バスに乗り込み、さあ大川村へ向けて出発です
早明浦ダムを脇に見ながら、走っても走っても、なかなか大川村に着きません。
「早明浦ダム大きいなあ」「今ドラゴンのお腹の辺かなあ」
バスの中でキャーキャー言いながらお喋りしていた子供たち
「ドラゴンカード欲しいなあ」「ドラゴン!ドラゴン!」
・・・まだカードの事を忘れていなかったのです(大ピンチ!)
ようやく拠点施設の「白滝の里」に到着。渓流遊び班と大川村特産こんにゃく作り班に分かれ、大川村を楽しみました。
長かった一日の終わりに、大川村特産「大川牛」のバーベキューを堪能。柔らかくて旨味のあるお肉に箸が止まりません。
毎回参加して頂いている、府中湖水のフェスティバル実行委員会さんからの、アスパラガス(さぬきのめざめ)やカボチャ、黒にんにく、漬物やスイカなど、大量の差し入れや、
支配人さんから「あいすくりん」の差し入れも頂いて、お腹いっぱい。
夕食の後は、ダムに沈んだ大川村のちょっと悲しいお話を、大人も子どもも、真剣に聞いてくれました。
ちゃんとお話を聞いてくれたご褒美に、念願の「早明浦ダムドラゴン版カード」をゲット~~!
(実は、あまりにも子ども達が欲しがるので、わざわざボランティアスタッフさんが貰いに行ってくれたのです)
自然素材のクラフト作りをして、長い一日が終わりました。
ツアー2日目
いよいよ今日は「交流の森づくり」
1月にブナ・ミズナラを植樹した場所の下草刈りを行いました。
出発前に「森の歩き方」や「鎌の使い方」の説明を受けた後で
準備体操をして、いざフィールドへ
20分ほど歩いて「交流の森」に到着
「根本に鎌の刃をあててから手前に引くと、スパッと草が刈り取れますよ」「大きく振り回す必要はありません。小さく小さくを繰り返しましょう」鎌の使い方のデモンストレーションを真剣に見ながら作業開始
はじめて鎌を使った方もいらっしゃいましたが、怪我無く、事故なく、背の丈ほど伸びたススキ等を皆で協力しながら刈り取る事が出来ました。
すっかり綺麗になったフィールドでは、植樹した苗木が気持ちよさそうに天を仰いでいました。
シカの食害や、草との競合など、まだまだ多くの困難が続きますが、困難に負けず、スクスクと伸びて、このフィールドが再び元気な森に戻りますように。
早明浦交流プロジェクトにご参加頂いた皆さま。本当に有難うございました。また来年もお会いできるのを楽しみにしております。