カエルさん、冬眠中にごめんなさい


ドングリランドには様々な生き物が生息しています。今回はヒキガルについてご紹介します。
写真は先週、杭用の木材置き場を整理していた時に見つけた個体で、ヒキガエルです。
日本には在来種3種、外来種Ⅰ種のヒキガエルがいます。四国の在来種はニホンヒキガエルという種類で、私たちがよく見るヒキガエルといえばこの種です。
なかなかの重量感があり、片手で持つには少し重く感じるかもしれませんね。


さてこのヒキガエルは毒を持っていることも知られています。ヒキガエルの仲間はブフォトキシンという複数の成分からなる毒を持っており、危険を感じると耳腺(目の後ろにある細長いでっぱりの部分)から乳白色の毒を出します。
上の写真だと目の後ろにある少し白っぽい部分です。
このブフォトキシンは体内に入ると心筋や神経中枢に作用する毒です。しかしヤマカガシというヘビはこの毒に耐性があるようで、ヒキガエルを食べてこの毒を貯めて使っている事が知られています。
今回の撮影時に毒を出す事はありませんでしたが、カエルの仲間は多かれ少なかれ毒を持っているものが多いので、触った時は後で手洗いをした方が良いですね。